情報科学部3年
講義の概要・連絡事項

2008/09/24更新


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実験教材   課題   成績出席記録





目次

指定の表紙

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採点基準・成績のつけ方

出席について

出席に関しては、点数をつけません。が、4回以上の欠席は自動的に「不可」とします。
講義の開始と同時に、TAが出席をとります。その時点で教室にいなければ、「欠席」とします。
出席をとった後、当日の実験の説明の終了までか、第1限の開始後20分の、いずれか早い方までに入室した場合、「遅刻」を担当TAに申し出てください。「遅刻」扱いにします。
「遅刻」2回で「欠席1回分」として扱います。

「欠席」または「遅刻」扱いになったとしても、当日の実験は可能な限り消化してください。実験は積み上げていくため、1回途中が抜けただけで、次回以降の実験ができなくなります。
当日出席したものの、「遅刻扱い」の時間内に入室せず「欠席扱い」になっても、当日の実験を問題なく消化したとTAまたは講師が判断した場合には、「欠席」扱いから「遅刻扱い」に救済する場合があります。
また、鉄道の遅延など、回避できない事情があった場合は、後刻TAまたは講師に申し出てください。配慮します。

基本的に、「全出席」でも、「欠席3回」でも、それ自体によって点数を分けることはしません。結果的に、実験ができなければ、レポートが書けない(実験を行っていないレポートは、採点しない)ため、欠席が多ければ自動的に点数が悪くなります。

時間が足りなくて、実験できなかったなどの場合には、講師及びTAとの時間の調整がつけば、あるいは、授業時間以外に課題を行っても、その結果は評価対象にします。

実験について

 実験課題は、課題ができた時点で、TAまたは講師に見せて、動作の確認を行ってください。ここで「課題完了」のチェックをTAまたは講師に行わなかった場合には、「レポート」にその課題を書いても、実験しなかったとみなす場合があります。
 積み上げ式でない課題の場合、実験の進度に応じて、「完璧」に動作しなくとも、TAまたは講師の判断で「ここまででOK」のチェックを行うことがあります。そのような場合には、その課題は打ち切って、次の課題に進んでください。

レポートについて

成績評価は、全てレポートで行います。TAまたは講師が「実験課題を動作させた」と確認していない場合には、特に指示がない限り、その実験課題については、レポートに書いても「実験を行った結果のレポート」としては扱わない場合があります。
レポートの考察課題がある場合は、もれなくその課題について考察を行なえるように、実験を行ってください。考察を最重視します。

レポートの提出期限は、1週間(授業がなかった場合は、次回の授業日まで)とします。

評価基準

指定の表紙を使用してください。
指定の表紙に、項目別に点数を書き込みます。この合計点(20点満点)で、評価を行います。
S:19-20
A:15-18
B:12-14
C:9-11
再提出:8点以下 を基準とします。

元々、目安としているのは下記の内容でした。ただ、かなり主観に偏る部分もあるため、上記の方式で採点します。
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成績の開示について

個人情報保護法の精神に基づき、原則的に成績は開示しません。
ただし、希望がある学生については、予め「ハンドル名」を登録した上で、成績をネットで閲覧できるようにしておきます。

ハンドル名については、予めこちらで準備してお渡しするものを使うか、あるいは、希望があれば自分で自由に設定しても構いません。

開示希望の取り下げや、開示希望は、随時申し出に応じて切り替えます。メールで連絡するか、または講師に直接申し出てください。
ハンドル名の変更も随時受け付けます。

できる限り速やかに成績を反映したいとは考えていますが、諸般の事情により、ページの更新が著しく遅れることもありますので、ご了承ください。

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レポートの提出方法

レポートの提出方法

実験が開始した時点で、担当TAに渡して下さい。
実験の時間中に書いてTAに手渡したような場合には、期限外(1週遅れ)とします。

レポートの書き方

ボールペン、万年筆などのインクを使用すること。(鉛筆不可)
ワープロや、コンピュータのアウトプットは可とします。
携帯電話のカメラ機能などを駆使して、画像を変換してレポートに含める等の工夫は、評価します。


表紙は、指定の表紙を使用してください。
基本的には、以下の内容を記載してください
  1. 要旨・目的
    当日の実験で何を確認しようとしているかを簡潔に記述する。
    例:組合せ論理回路に続き順序回路について学ぶ。
      今回はその初めとして一番シンプルなフリップフロップについて種類と動作を学ぶ。
      応用回路の設計・製作を通して理解を深める。
  2. 原理・理論
    実験をする前に、どんな回路がどんな動作をするはずなのか、動作の原理や、理論的な背景などを理解に応じて記載する。
    (記載した内容が「理解している」内容であり、理解していても記載されていなければ採点はしない。)
    使用する部品の「仕様」が「設計」に必要な場合は、ここで記載する。
  3. 実験機材
    当日の実験で使用した機材を記載する。
    型式番号や、製造番号などもわかるものは記載する。
    抵抗やコンデンサなどの「部品」は、記載しなくても構わないが、理論の説明などに特に必要な場合は、適切に記載することが望ましい。
  4. 設計情報
    原理や理論に基づいて、真理値表がどうなったか、論理式をどのように式変形したか、どんな状態遷移図を考えたか、そして、どんな回路を考え・試したか、あるいは、HDLのソースコードはどのようになったかを、まず設計情報として報告する。
    真理値表や論理式などを、原理・理論と設計情報のどちらに書くかは各自の判断に任せる。(どちらでなければいけない、ということはない。)最終的に必要な設計情報が原理・理論か、設計情報のいずれかに書かれていれば構わない。

    一般に、実験では試行錯誤を行う場合がある。試行錯誤で「こう考えたらこんな回路図になるはずだ」というのは「理論」ではなく「設計情報」であり、それぞれの「設計」に対して「結果」が出てくる。また、予想通りの結果にならなかった場合には、その結果について「考察」が出てくる。
    以下のような場合は、「設計・結果・考察」を一つにまとめて報告しても構わない。
    例(1):最初、図1の回路図で試したが、LED2が全く点灯しなかったため、図2の回路図に変更して試してみた。図2の回路図では、理論で考えたとおりシフトレジスターの動作をした。これは、1段目の出力が2段目に伝わらないためだと考えた。
    実験で評価するのは、このように「試して、結果について考える」ことによって、原理・回路図などについての理解を深めたことが伝わってきているレポートである。

    無論、設計が完璧で、回路図を実装したら思い通りの結果が出た場合は、以下のようになる。
    例(2):図1の回路図をボードに実装した。その写真は、図2である。この回路は、シフトレジスタとして動作した。オシロスコープの画面は、図3であり、理論どおりの動作であることが確認できた。
    この数行だけで、「設計・結果・考察」が全て終わってしまう。(写真や図の方が多くなる。)これだけだとレポートに深みがなく、「理解度」や「総合加点」の点数を出しにくいので、理論などで動作の説明を行うと、高い評価をしやすくなる。
    例(3):1段目のNANDの出力が"1"になると、次のクロックの立ち上がりで2段目の出力が"0"に切り替わり、この結果・・・

    「うまくいった」という報告よりも、「うまくいかなかった」時に「何がおかしかったか」が考察されていると、A評価になりやすい。
    もちろん、「うまくいった」実験に、丁寧な「動作の説明」が書かれている場合には、文句なしのSレポートになるケースが多い。

    ブレッドボードの実験の場合(第3回まで)は、ブレッドボード上の「配置図」なども「設計」情報として報告して欲しい。
  5. 実験結果
    それぞれの「設計パターン」ごとに、どんな結果になったかを報告する。
  6. 考察
    それぞれの「設計パターン」ごとに、なぜ「その結果」が得られたかを考えて報告する。
  7. 感想・資料
    実際に試してみた感想、実験方法の改善方法など、感じたままを報告する。また、レポートを作成する際に参考にした書籍や資料があったなら(できるだけ論文や、学会抄録などの書式に従って)記載する。
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連絡先の届け出

欠席が2回になった場合、あるいは、レポートの未提出期間が累積で5週を超えた場合、講師に、携帯電話番号・携帯メールアドレスなど、直ちに連絡をとれる連絡先を届け出て下さい。
強制はしませんが、届出があった場合、必要に応じて講師から直接、または、講師の指示の元でTAから連絡をとり、現状確認をするようにします。

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